さて今回は、Adoさんのギラギラの歌詞について、意味を考えたり考察をしていきたいと思います!
私事ですが、国立競技場のライブ 心臓を観戦してきました!
そのときに歌われていたんですが、サイコーでした…!!!
このライブ、賛否両論がありますが、僕的には本当に最高だったんですけど、席によるんですかね?
まぁ今回はその点については置いておいて。
今回はギラギラの歌詞について見て行こうと思います!
それでは歌詞について見て行きましょう!
Ado ギラギラ 歌詞
ギラギラし切れていないのはなんで?
あーもう本当になんて素晴らしき世界
んで今日もまた己の醜悪さに惑う
だのに人を好きって思う気持ちだけは
一丁前にあるから悶えてるんでしょう
僕から言わせればこの最初の歌詞からして、
あ、この曲の歌詞は皮肉たっぷりなんだってわかるんですみなさんいかがでしょうか。
イントロとの合わせ技ではあるんですが、イントロが、何とも言えない雰囲気を醸し出しているじゃないですかこの曲。
一言でいえば、不吉な感じ、不穏な感じ。
それなのに、一発目が、
あーもう本当になんて素晴らしき世界
皮肉以外の何物でもないですよね。
素晴らしいなんて微塵も思ってねぇんだろうなってのが早速わかる。
この曲全体がねじ曲がっているってのが、最初からわかります。
んで今日もまた己の醜悪さに惑う
自分自身がいかに醜いかっていうことに惑わされる。
あれ…
惑わされる…?
ってことはもしかして、世界は本当に素晴らしいって思っているのかもしれない…
あれ、早速ひねってくるな…
つまり、"世界の素晴らしさ"と"己の醜さ"にギャップがありすぎて、
戸惑ってしまうってことなのかもしれません。今日も。また。
世界はこんなに素晴らしいのに、なんでこんなに自分は醜いんだろうって。
だのに人を好きって思う気持ちだけは
一丁前にあるから悶えてるんでしょう
それなのに、こんなに自分は醜いのに、
一丁前に人を好きって気持ちがあるから、思い悩むし生き方に迷ってしまう。
下手に好きだって気持ちだけは、ある。
Ugly 正直言って私の顔は
そう神様が左手で描いたみたい
必然 この世にあるラブソングはどれひとつ
絶対 私向けなんかじゃないでしょう
この歌詞、ですよね。醍醐味は。
Youtubeのコメントでこの歌詞についてたくさんの方が意見を書いています。
拾い上げていたらキリがないですがまとまった意見をピックアップすると、
「神様が自分の事を右手で描いてくれていたら」じゃなくて「神様が左利きなら」って言うの良いよね
自分の顔は、まるで神様が左手で書いたみたい=神様の失敗作、だからこそ自分は醜い。
仮に神様が左利きだったら、一定数いる神様が"気分で"左手で書いた人が、"利き手で書いた人"になる。
つまり、神様の利き手が左手なら、いまいる世界の美しい人は醜く、醜い人は美しくなれるってこと。
そういう、なんていうかひねくれた性格がにじみ出ている歌詞が、好かれる由縁なのでしょうね。
そして、この世にあふれるラブソングはすべて、醜い私とは関係ない。
あとさ、この段階で全然ギラギラしてないんだよな…
なんでなんでしょうね。
使い道のないくちづけ 憐みを恣(ほしいまま)に
この歌詞も…来るものあるよね。
このくちづけは、使い道はない。
そして、憐れみ(思いやり)なら、自分の思うままに。
つまり、人に優しくしたいとか相手に対してしてあげたい気持ちってのはたくさんあるんだけど、
それを向ける相手がいないから、自分に対してならいくらでも優しい気持ちをもって接することができる。
もっというんなら、してあげたい気持ち=恋したい気持ちを持て余しているってこと。
スパンコールの瘡蓋(かさぶた)で身を守る
愛されないくらいなんだ
スパンコールとは、光を反射させるために使用する服飾資材で、穴の空いた金属やプラスチックの小片のこと。(Wikipediaより)
かさぶたは自分自身の傷のことを言っていて、それをスパンコールで派手に守っている。
つまり、本当は弱い自分を派手に着飾って見せないようにしているってこと。
そして、それが愛されないことだと自分じゃわかってる。
=「愛されないくらい」である、愛されないのはまぁ仕方ない
それと、愛されないからなんなの?っても思ってる(強がってる)
=「愛されない」くらいなんだってんだ!なんてことない。
ギラギラ輝いて私は夜を呑み
Rap Tap Tap Tap
今に見てろこのluv(ラヴ)
やっとギラギラしてきましたね。
でも、本当に?
Rap=トントンとたたくこと
Tap=軽くたたくこと
スマホをタップってよく言いますよね。
"私が"夜を呑むんだから、それはそれはギラついているのかと思いきや、やってることはスマホをタップしている。
しまいには、
今に見てろこのluv(ラヴ)
いいですねいいですね。
大好きです。
目に染みるは1mgの花火
Drag on Drag on
なんてファニー この世はビザール
小さい画面で、誰かが愛し合ってるんだと思いますね。
愛の花火が打ち上がって、でも所詮は、画面越しに見たら1mg程度でしかなくて。
Drag on=長引く。
ダラダラ見ているけれど、ああ、なんて馬鹿げているんだ(ファニー)
この世はとんでもない、奇妙だなぁ(ビーザル)
ギラ ギラギラ ギラ
ギラギラしきれてないけれど、ギラギラしてなきゃこんな世の中…
Unknown お釈迦様も存ぜぬうちに
もう健やかに狂っていたみたい
それは世界の方かそれとも私の方ですか?
共生は端からムリでしょう
おかしいのは私のほう?
それとも世界のほう?
いつの間にか狂っていたみたい。
それは、そう。毒親問題とかそうだけれどさ、狂ってるのがどっちなのかわからなくなるってのはあると思うんですよね。
それこそ狂った人が日常の中にいると、まるで自分のほうが狂ってるんじゃないかって勘違いをし始めたりするってのはある。
そして、自分を責めて、うつになって。。
そんなふうに、狂ってるのが自分なのか世界なのかってのは重要な話で。
始めから世界が狂っているんなら自分は間違っていないってことだし、でもどっちにしたって、共生することはもはや無理なんだろうなってのはわかる。
マガイモノこそかなしけれ 無我夢中疾る疾る
強い酸性雨が洗い流す前に
蛍光色の痣抱いて
偽物こそ美しい…
狂ってるほうが自分だってわかっているから、偽物こそ美しいと思いたい。
弱い自分をまとうために着飾ったものが酸性雨で流されてしまう前に…
メラメラ火を噴いて私は夜の狼
Rap Tap Tap Tap
そこで見てろこの乱舞
どうせ、私は人狼。
人に紛れてなんとか自分を着飾って暮らしている。
スマホ越しに踊り狂ってるやつらなんて知らん。
強くおなり あなたなりの武装(メイクアップ)で
Flap up Flap up
不意に不安に
生き抜くためにはこの世は危険すぎる。
黙っててもすり減っていくし、自分なりの武装をしないとやってられない。
孤独は燃料(ガソリン) 卑屈な町を行く
目を閉じて もういいかい もういいかい
孤独はガソリン…
なんて表現なんだ…
卑屈を通り越して、強さを感じる。
それも、ものすごいねじまがった強さ。
もしも神様が左利きならどんなに幸せか知れない
この歌詞も、醍醐味ですね。
この歌詞によって、神様が右利きであり、自分は失敗作だったってことがわかります。
そして先ほど書いたように、
神様の利き手が左手ならいまいる世界の美しい人は醜く、醜い人は美しくなれるってことで、
自分が特別でありたいと同時に、いまの世界で輝いている人たちが堕ちればいいのにっていうちょっとドロドロした気持ちが見え隠れします。
ギラギラ輝いて私は夜を呑み
Rap Tap Tap Tap
今に見てろこのluv(ラヴ)
目に染みるは1mgの花火
Drag on Drag on
なんてファニー この世はビザール
ギラ ギラギラ ギラ ギラギラ
Give Love 花は満ちて(ギラギラ)
ありのまんまじゃいられない 誰も彼も
なんて素晴らしき世界だ!
ギラついてこう
どおりでギラついていないわけだ。
ギラ=Give Love つまり、愛されたかっただけなんですね。
それでも無理くり自分を取り繕って、なんとか生きていくしかない。
そんな世の中、なんて素晴らしいんだ!!!!!
こんな素晴らしい世の中ないよ!!!!
だから、
ギラついていこうぜ!!!!!!!
はぁ…
Ado ギラギラ 歌詞
っことで、Ado ギラギラの歌詞について見てきました。
内容が濃すぎる…
そして、なんていうか、ひねくれすぎている…
個人的には大好きなんだけど、読み解けば読み解くほど、あ、こんなにひねくれてたんだ…って思い知らされました。
ある意味、Adoさんにピッタリ?
ってことで、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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