歌詞を駆ける

要約して、深読みする

Official髭男dism Subtitle - 凍り付く僕が放つ雪の結晶。

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さて今回は、あの有名なドラマ silent の主題歌。
 
 
Official髭男dism の Subtitle の歌詞について要約、深読みをしていきたいと思います!
 
 
ほんっっっとに、良い曲ですよね…
 
 
1年位前の曲ですが、そのとき僕が初めて聴いたの感想は、良い曲だなぁってことはもちろん、対比が多いなって思いました。
 
 
真逆の表現でかつ、温度も真逆。
 
 
そんなこの曲にはどんなメッセージが込められているのでしょうか。
 
 
この曲の歌詞にはどんな意味があるのでしょうか。
 
Official髭男dism subtitle 歌詞
ざっくり要約!

「僕」は太陽で、「君」の凍り付いた心を溶かしてあげられると勘違いしていた。
いつの間にか「僕」は凍って、「君」が太陽だと気づいたけど、この「僕」の"雪の結晶"を、「君」に届けることはできるはずなんだ。
もっと、違う形で。 

 

繰り返される対比が表すもの

「凍りついた心には太陽を」
火傷しそうなほどのポジティブの
冷たさと残酷さに気付いたんだよ
きっと君に渡したいものはもっとひんやり熱いもの
薄着でただそばに立ってても
不必要に汗をかいてしまう僕なんかもう
「手のひらが熱いほど心は冷たいんでしょう?」
 
『熱さ⇔冷たさ』
みたいな感じで、温度を感じる表現の真逆の表現が一文になって出てくるんです。
 
 
『凍りついた⇔太陽』
真反対の言葉であり、温度的にも真反対ですよね。
 
 
『火傷⇔冷たさ』
『ひんやり⇔熱い』
こちらも、真反対の言葉であり、温度的にも真反対です。
 
 
『薄着⇔汗をかく』
薄着という表現はわりと冬に使う表現なような気がしますが
 
 
(夏は薄着が普通なのであえて"薄着"という表現を使いません。)、それでも汗をかくんです。
 
 
そう考えると真逆ですよね。
 
 
『手のひらの熱さ⇔心の冷たさ』
こちらも、言葉も温度も真逆です。
 
 
この歌詞を紐解くヒントは、ここにあると思います。
薄着でただそばに立ってても 不必要に汗をかいてしまう僕なんかもう
どうしたって生温くて君を痛めつけてしまうのだろう
ここの歌詞だけ、中間の言葉が出てくるんです。
 
 
中間の言葉というのはこれです。
生温くて
散々対比する言葉を並べているのに、ここだけ、ちょうど間の表現を使っている。温度的に、です。
 
 
しかも、「僕」が薄着でそばに立っているとき、「君」にとってそれが生温くて痛いことだって言ってます。
 
 
これはつまり、「僕」が凍りついた存在で、「君」が真逆の太陽だってことを表していると思うんです。
 
 
だからこそ、「僕」がどんなに薄着でも、「君」の熱さで汗をかく。
 
 
温度がちょうど中和して、いや、ちょっと熱さが勝って、「生温くなる」
 
 
それが、「君」にとって、痛いこと。なぜなら、温度が乱されるから。
 
 
つまり、違う世界の人、違う属性の人同士だから、本来一緒にいるべき人ではないから。
 
 
見ているもの、感じるもの、全く違う存在同士だから。
 
 
しかも僕は勘違いをしていた。
 
 
まるで「君」が凍り付いていて、「僕」が太陽で。その凍り付いた心を「僕」が溶かしてあげられるって。
「凍りついた心には太陽を」
そして「僕が君にとってそのポジションを」
そんなだいぶ傲慢な思い込みを拗らせてたんだよ
ごめんね
笑ってやって
だけど違ったんです。
 
 
「僕」は太陽なんかじゃないし、傲慢な考えだった。
 
 
「君」こそ光り輝く太陽だった。そんな「君」にとって「僕」は一緒にいてもつらい存在だ。
 
 
どうあがいたって生温くて、それがきっと「君」を痛めつけてしまうだろうって思う。
 
 
もし「僕」が凍り付いた存在なのなら、「僕」が放つ言葉はまるで雪の結晶です。
 
 
それは「君」に届くことなく、雪の結晶は虚しく溶けてしまう。それでも僕は、どうしても届けたい。
 
 
愛してるなんて言葉じゃなく、もっと違う言葉で。
 
 
いや、違う形で、必ず愛を届けられるはず、と僕は信じているんです。
言葉はまるで雪の結晶 
君にプレゼントしたくても
夢中になればなるほどに
形は崩れ落ちて溶けていって
消えてしまうけど

でも僕が選ぶ言葉が
そこに託された想いが
君の胸を震わすのを
諦められない
愛してるよりも愛が届くまで
愛してるよりも愛が届くまでという表現がまさにそれを表しています。
言葉など何も欲しくないほど
悲しみに凍てつく夜でも
勝手に君のそばで
あれこれと考えてる
雪が溶けても残ってる
仮に「君」が悲しみに凍てついてしまっても、「僕」が届ける"雪の結晶"で温めたい。
 
 
温かくなって、太陽に戻って、「僕」の"雪の結晶"が溶けたとしても、僕の思いは変わらない。
 
 
想いは残り続ける。勝手に、君のそばに。
 
Official髭男dism subtitle 歌詞
と、いうことで、Official髭男dism の subtitle の歌詞について深読みしてきました。
 
 
ドラマを見てないんですけどね。。
 
 
超絶見たいです。見ます。ゼッタイ。
 
 
曲は何度も何度も聴いてるんですけどね!
 
 
ということで、最後まで読んでくれてありがとうございました!
 
 
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